コミケ3日目で厚くて重い本を買って来ました
厚くて重い本を買いたくて、コミックマーケットの三日目に行ってまいりました。
私、何年か前に夏、冬コミケにそれぞれ一回ずつ参加した事があります。以前参加した時は、そんなに苦労した記憶がありませんでした。人は多かったねーぐらいしか印象に残っていなかった。だから気軽く「ちょっとコンビニ行ってくるわ」的なノリで参加したのが全ての間違いだった。控えめにいって地獄だった。もっとも、あそこは戦場だったのに、Tシャツ、短パン、ビーチサンダルでノコノコ出かけた私が全部悪い。500ml の水は持っていたのですが、タオルを持っていくのを忘れたのがきつかった。
開場時間の10時頃に駅に着いたのですが、ビックサイトに入場できるまでに待機列を延々進んで1時間以上もかかるんですね……。今まで参加した時は、全部午後からのゆるゆる参加だったから知らんかった。てっきり開場したらさっさ、さっさと入場出来るものとばかり考えていました。まあでも常識的に考えて無理か。三日目の来場者数は21万人で過去最高タイの人数だったとか。21万人って荒川区の人口とほぼ同じですよ。荒川区民が全員集合したら、そら入場に時間かかるわ。
それにしても暑かった。あつい。アツイ。とめどなく汗が出てくる。床とか参加者の汗でヌルヌルだし。特に東ホールと西ホールをつなぐ通路がやばかった。混雑している上に、空気が流れづらいのか、湿度と温度がホールとかに比べて明らかに高い。通路担当の運営の方がたくさん居て、この人達死ぬんじゃないかと本気で思った。本当にお疲れ様でした。今日は曇りだったので、最高気温は30度ちょいちょいのはずなのにこれとか、35度とかある日はどうなってしまうんだ。
厚くて重い本
普通、コミケと言えば薄い本ですよねー。普通は薄い本を買います。ただ、コミケはなんといっても世界最大の同人誌即売会です。薄い本もたくさん売っていますが、薄くない本もたくさん売っているのです。それがコミケの懐の深さなのです。私が買いに行った本も厚くて重い本でした。もしかしたら、今回のコミケの最大厚み、最大重量かもしれない。
宇宙関連の同人誌を多くリリースされている風虎通信さんの「ロケット推進工学」の改訂第二版です。驚きのスペックを以下にまとめました。
重量: 約 1.2 kg
ページ数: 580ページ
厚さ:2.8cm
価格: 5,000円
重さ、厚さ、価格、すべてがヘビー級でございます。1.2kgってやばくないです? 薄い本が一体何冊あれば 1.2kg まで到達出来るかって話ですよ。私、この「ロケット推進工学」が目当てだったので、この子を真っ先に買っったのです。そして、せっかくなので他のブースも見て回ったのですが、あまりの重さに私の生命力がドレインされてゆくのを確かに感じました。まあでも、日和って後から買いに来て売り切れていたら目も当てられないので仕方がない。
さて買ったばっかりなので、当然まだ読んでないのですが、ざらっと眺めた感じ内容もヘビー級。何のためらいもなく数式とかがバカスカ出てきます。しかし純粋に読み物として面白そうな章も見受けられるので多分楽しめるでしょう。この本を完読すれば、なんとなくロケットエンジンが作れるような気分になるに違いない。今から楽しみです。