はやぶさは滅びんよ、何度でも甦るさ

はやぶさ好景気に関する予算の状況について
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html

はやぶさのプロジェクトマネージャーを努められた川口淳一郎氏が国のはやぶさ2への予算配分について荒ぶっておられます。震災の事もあり、はやぶさ2の予算圧縮がされそうで、予算圧縮が通ると打ち上げ可能な時期中に上げる事が出来ず実質中止になるらしい。この件について川口淳一郎氏怒っています。僭越ながら要約させていただくと、「岩の惑星イトカワと違い有機物のあるC型惑星の探査・サンプルリターンは意義がある。日本はこの分野において追われる立場のフロントランナーである。なぜこの地位をみずから捨てるのか。はやぶさ2が中止される事で技術の継承が行われず人材育成の面においても多大な損失である。」といったところでしょうか。

うーん、難しいですよね。こういった事例を耳にするたびに難しいと思う。気象衛星とか、準天頂衛星システムであるとかはいいんですよ。生活に必須であったり、あらたな産業に発展する可能性がある。とても実利的な宇宙開発といえます。でも、宇宙探査機は違うよね。わからない事を知るという崇高な目的はあるけれど、純粋に学術的な活動であって、どうしてもお金と結びつかない。だから予算も取りにくい。

宇宙探査機は、冒険であるとか登山なんかに近いと思います。成し遂げれば賞賛を受けられますが、一円にもならない。エベレストとか入山するだけで何百万円も取られるらしいですよ。それでも登山家や冒険家という職業が存在しているのは、バックにお金を出してくれるスポンサーがいるからに違いありません。だから、はやぶさも民間のスポンサーを付けたらいいのに。一年かそこらでトップが変わって一貫性の感じられない政府にはもう期待しない。衛星本体にスポンサーロゴを入れるとか。本体に入れてもまず見る機会はないので再現CGとかで見ることになると思います。ネーミングライツだって売ってしまえ。「横浜DeNAはやぶさ」で私は一向に構いません。存続される事がなにより重要。あーでもまあ探査機って10年とか掛るものだしスポンサーとかもきついかな。失敗したら終了だし。もっと直接的に寄付とかでもいい。寄付なら微力ながら私も協力出来る。なんとかして存続する道を探して欲しいものです。

横浜DeNAベイスターズ