2ちゃんねるは別腹

最近、2ちゃんねる衰退論をよく目にする気がする。曰く、大規模規制後に書き込みが激減。曰く、ブログ/Twitter/SNSなど新しいメディアの台頭により2ちゃんねるの役目は終わった。実際、書き込み数はここ数年減少傾向にあるらしいですね。言われてみれば、人が減ったせいなのか昔ほどギラギラ感は今の2ちゃんには無い。私は2001年の8月危機をリアルタイムで経験しているぐらい付き合いが長いので2ちゃんねるが小さくなっていく姿は悲しいです。

でも、2ちゃんねるは無くなりはしないでしょ。いや、2ちゃんねるは無くなるかもしれないけど2ちゃんねる的なサービスは無くならない。だって2ちゃんねるとかインフラは別として仕組み的には恐ろしくシンプルですよ。細かい機能の追加はありましたが、基本の仕組みは10年以上も何も変わっていない。つまり書き込むとスレッドが上に移動して、メール欄にsageと書けば上がらなくて、1000レスが付くとdatに落ちる、それだけ。これって結構凄い事、変わる必要がなかったんですね。優れた仕組みとかではなく、人が多いというその一点でやってきたのです。だから匿名で適当な事を書き込みたいという需要は今も昔も強くあるに違いない。大体、ブログ/Twitter/SNS なんかと並べてしまうのがちゃんちゃらおかしい。それ一つ一つまったく別レイヤーのサービスじゃない。いくら松屋のカレーが美味しかったとしても、マクドナルドのフィレオフィッシュを食べなくなるなんで事はないよ。みんなが止めても私は両方とも食べるよ。そんなわけで2ちゃんねるは永久に不滅です。うっかり滅してしまった場合は、何度でも蘇るさ。