カオス、中二病、同人ゲーム
いつものようにPeerCastを観ていて新鮮な驚きがあったので共有させてください。名探偵 丸吾という名前の方で、C79(コミックマーケット79のこと)で買ってきた同人ゲーム(確か80本とか言ってた)を一つ一つ遊んでみてグランプリを決めようという企画の配信でした。コミケの後には、買ってきた同人誌なんかの戦利品を披露する配信をしている人を結構見かけます。丸吾氏の配信はその同人ゲーム版。
私はゲームは結構する人なのですが、同人ゲームってほとんどやった事が無い。唯一やった事があるのは「ひぐらしのなく頃に」のみ。ひぐらしシリーズをまとめて何本か買ったのですが、選択肢のまったくないアドベンチャーゲームで、早々にこれはゲームではないという結論にいたり一作目しか"読まない"で積んでしまいました。そのため私の同人ゲームのイメージは、配布されているスクリプトエンジンに手作り感のある絵と冗長なテキストを当てたものでした。ああ、それと東方に代表される弾幕ゲーとかも沢山あるんだろーなとか、せいぜいその程度の認識。しかし今回の配信で私の認識がはなはな足りていないのを気づかされました。上澄みどころか私は何も知らないも同然だった。なんて幅も深さも長くて広い世界なんだろう。
なんでもある。どう考えてもプロの仕業としか思えない超絶クオリティの作品から、とりあえず作ってみました的なものまで。紅魔城伝説Ⅱなんて沢城みゆき(ローゼンメイデンの真紅の中の人)や佐藤聡美(けいおん!の律の中の人)などの大物声優が声を当てていて本当にプロが参加している。かと思ったら次のゲームは謎のエラーが起きて起動すらしなかったり。ジャンルもアクション、格闘、RPG...なんでも。3Dも2Dも。このアイデアは凄い。これ何を思って作ったのかなー。おーいそれ完全にパクリですから。これは作者が完全に中二病をこじらせてる。うわ、もうゲームですらないw。ああ愛を感じるな、溢れてるな。などなどなどなどなど、多種多様、玉石混淆、人種のるつぼ。なんなんですか、このカオスな世界は!?実に心地よいじゃないか。混沌が支配する宵闇の同人ゲーム界を少しでも知るためにも何本か買ってみようかしら。同人ゲームってコミケのようなイベントでの販売がメインのようですが、委託販売といってお店でも売っていたりします。とりあえず配信で気になったGIGANTIC ARMYをポチってみた。届くのが楽しみ。