やる気を出すには自分の事をロボだと思え

皆さんはやるべき事があるのに、やる気が出ない場合はどうやって自分を奮起させているでしょうか? 音楽を聞く? 気分転換に散歩をする? かぁーーっ、 君たち何も分かっていない! そんな方法じゃダメですよ、なんの解決にもならない。今日は、意識高い系の私が、上から目線で皆さんに解決方法をレクチャーしたい。


といってもね、今日紹介する方法は私が発案したものではありません。Twitterか、Tumblrか、ブログか、なんかその辺のWEB上の片隅でみかけた。出典を頑張って探してみたのですが見つかりませんでした。なので大体の記憶から文章を起こすとこんな感じ。

“やる気なんて不確かなものに頼るから駄目なんだ。自分の事をやるべきタスクを淡々とこなす機械だと思えばいい。”
- 詠み人知らず


細かい文言は違うでしょうが、大体こんな趣旨の話でした。さすが良いこと言うなー(どなたかは知りませんが)。つまりやる気を出すべく色々手を打つのではなく、そもそも「やる気」とかいう、ふわっとしたものは投げ捨てて、機械のごとくタスクをこなせという事です。これ面白くないです? 解決へのアプローチの仕方が斜め上でとってもクール。


実践編

さて実践編です。機械になる、つまり人間を捨ててロボットになればいいのです。想像力をたくましくしくする事が重要になってきます。さあ、イメージしましょう。今キーボードを叩いている両手は生身の腕では無い。金属製のマニピュレータだ。骨と筋肉によってではなく、金属とモーターによって動作している。耳をすませばシャーッというモーターの作動音が聞こえるはすだ。胴体も、足も、頭部もすべて鈍く光るスティール製。血の代わりにオイルが流れている。 何も考えるな、感情なんて機能は私には実装されていないっ。……… I, Robot. 私ハ、与エラレタ仕事ヲコナスダケノロボット。マイ、マスター命令ヲクダサイ。ハイ、承知シマシタ。本日ノ15時マデニ洗濯物ヲ取リ込ミマス。トコロデ「15時マデ」トハ、15時00分00秒ハOKデスカ? ソレトモ14時59分59秒ガリミットデスカ? コノ場合タイムゾーンハ何ヲ使用スレバヨロシイデスカ? アト急ニ気ニナッタノデスガ、モミアゲトヒゲノ境界ハドコニアルノデスカ?


あ、駄目ですね。このロボ駄目ですよ。些細な事が気になって全く前に進めない奴だ。でもロボをイメージする事ですが、簡単なようで地味に難しいのです。考える機能がないようなロボだと融通が効かないし、かといって人間と見分けのつかないような感情を持っているロボだと勝手にサボったりするので駄目。絶妙なさじ加減のロボをイメージしなければならない。


お手本ロボをイメージする

私が一から妄想したロボは例外なくポンコツなのでもう諦めました。なにかイメージする上でお手本となるロボを据える事にしましょう。映画、アニメ、マンガなどに登場する、ロボ、アンドロイド、AIなどからちょうどいい奴を選んで、そのロボになりきるのです。ここでまたまた問題が。ちょうどいい奴意外といなくない? 例えばガンダムのハロとかどう考えても駄目じゃないですか。アイツにはアムロを励ますことしか出来ない。じゃあもっと頭のいい奴と思って「のび太の海底鬼岩城」のバギーちゃんをイメージしても、すぐ拗ねるし、しずかちゃんの言うことしか聞かないしで役にたたない。


ムキになって片っ端から試した結果、なんとか実用に耐えるロボを発見しました。スターウォーズのR2-D2がいい具合。R2-D2は出来る子ですから、サクサクとタスクをこなしてくれます。唯一の問題点は、ピポッ、パポッ としか喋れない点でしょうか。皆様におかれましては、私がピポッ、ピチュー、ピピとか喋りながら作業していたら「ああ、集中しているんだな」と暖かく見守って頂ければ幸いです。ちなみにこのブログの記事もR2-D2になり切って書いております。それにしても、この方法はむしろポパピピッ、ピポ、パーピロピロッ、ピッ、ピッ、ピシュー、ピーーー、ピシュン、パー、ピピピ、プロピー、ピポッ、ピ、ピ、ピチューーーーンッ。


f:id:notwen:20180530230445j:plain (By littlelostrobot from Orlando, USA (iger and lucas) [CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons)