アンタレス(ロケットの方)爆発

あ、あほー、オービタル・サイエンシスのハゲッ!!NK-33の名前に傷が付く。えーと、えーと、あほ!

オービタル・サイエンシスのアンタレスロケットが爆発炎上しました。ここまでの派手な打ち上げ失敗は、去年のプロトンの失敗以来でしょうか。アンタレスは、ロケットそのものより一段目のエンジンの方が有名なロケットです。ソヴィエト連邦の月へ行くつもりだったN-1ロケット用に開発されたNK-33というエンジンを回収したAJ26というエンジンを搭載しています。酸素リッチの二段燃焼サイクルというアメリカですら作れない(というかソビエトしか開発に成功していない)複雑で超高性能なエンジン。40年間も倉庫に転がしておいたエンジンがなぜか現代でも最高レベルの性能。1970年代のエンジンでこの性能は完全にオーバーテクノロジー。という半分以上ロマンで出来ているエンジンです。

なんでやろー。40年間も置いといたから賞味期限でも切れちゃったのかな。それともピーキー過ぎて現代の我々では扱いきれないのだろうか。まあ、確かに高性能、高性能という話が先行していますが、実績はまだまだこれからのエンジンです。やだな、大好きなロケットエンジンなので、NK-33が悪いって話にならないで欲しい。液体酸素とケロシンのパイプを逆に繋いじゃいましたとか馬鹿みたいな理由を希望します。