AppleTVが怖い

AppleTVの第二世代が日本でも発売になりました。テレビに接続するセットトップボックスで、ビデオオンデマンド(VOD)で映画をレンタル出来たり、PCに入っている音楽を再生出来たり、YouTubeやflickerが楽しめたりします。どの程度日本で販売が伸びるかは分かりませんが、Twitterやニュースサイトをみている限り結構AppleTVの関連の話をみかけますので話題となっている事は間違いない。私はこのAppleTVが怖い、怖くて仕方がない。


そもそもテレビにインターネットに繋がる的な機器を接続しようという試みは昔からありました。1996年のピピンアットマーク(ちなみにバンダイとアップルの共同開発)がそうだし、パソコンをテレビに接続しようというMSXはもっと昔からあった。でもその試みに数多の企業がチャレンジしては敗れ去っていきました。VODに限ってもPCも含めれば多くの企業がチャレンジしています。さっと思いつくだけでPS3のPlayStation Store、Xbox360のZuneビデオ、CATVのJ:COM オンデマンド、アクトビラ、PCのShowTimeと沢山ある。でもまだ誰も成功と呼べる域には達していません。


多くの屍をさらしてきたテレビ争奪戦。ゲーム機が唯一、一定の成果を納めることが出来たテレビ争奪戦。私はAppleなら勝ってしまうんじゃないかという恐怖があります。iPodの時のように、iPhoneの時のように、iPadの時のように。Appleならやりかねない。新しい分野に切り込んでいくのが本当に上手な会社ですから。そのブランド力とこだわりのあるApple的な製品でガンガン、シェアを刈り取っている様には恐怖を覚えます。Appleがテレビまで押さえたらパワーバランスが狂いますよ。Appleが時価総額でMSを抜いて2位になったらしいですから。ああ恐ろしい。
救いなのは、まだ映画のラインナップが弱そうなところ。これ多分iTunes Storeの映画レンタルとAppleTVの映画レンタルって一緒ですよね?iTunes Storeにある映画をパラパラ見ている限りまだまだ貧弱。これなら、他の会社が頑張ればなんとかな...あ!イヴの時間の映画版がある。これ観たい...でもAppleにお金を落とすわけには、、あああああああぁ

ピピンアットマーク