I’m a Newton

林檎の木に足りないとは常々思っていたのです。。

HTTPステータスコードをご存知でしょうか。HTTPステータスコードという名前こそ知らなくてもあなたは知っているはずです。消えてしまったページにアクセスした時に「404 Not Found」、アクセス集中などで高負荷になってしまったいる時の「503 Service Unavailable」。この404、503などの数字がHTTPステータスコードです。このページをくださいというリクエストに対し、サーバーはレスポンスにHTTPステータスコードを含めて返します。HTTPステータスコードを見ればどういった事が起きているかがわかるのです。400番台と500番台は共にエラーで、前者はユーザーの後者はサーバーのエラーです。

こういったエラーページは、何かが起きた場合にしか表示されないものです。その普通なら目にしないエラーページを凝った面白い作りにしているWEBサイトがあります。江戸っ子が着物の裏地にこだわるようなものでしょうか。かくいう林檎の木も裏地にこだわる粋なサイトを自認してまいりました。例えばこんなエラーページ「404 Not Found」「410 Gone」「500 Internal Server Error」。しかし足りないのです。画竜点睛を欠くとでも申しましょうか、重要なステータスコードのエラーページの作成が漏れていたのです。

それは「418 I’m a teapot

遅ればせながら本日「418 I’m a teapot」の作成が完了した事をご報告させて頂きます。418 I’m a teapotはRFC2324によって定義されたコードです。RFC2324によると「ティーポットへコーヒーを淹れさせようとするあらゆる試行は、エラーコード "418 I'm a teapot" という結果に終わるべきである。」とあります。今後林檎の木において、ティーポットへコーヒーを淹れさせるといった蛮行がなされた場合に、正しいHTTPステータスコードでエラーを返す準備が整いました。大変喜ばしい。ただ林檎の木ではティーポットへコーヒーを淹れさせるといった試行が残念ながら不可能なので、現状418の活躍するシーンが起こりえません。うーん、なんとかならないものか。

418 I’m a teapot