ひとりぼっちの惑星

私日本大好きです。こんないい国は他にあるものか。ほぼ全国民が日本語をしゃべれる時点でポイントが高い。ジャパニーズ・サブカルチャーを100%享受できるのもたまらない。日本のアニメやマンガは、日本の文化の中で、日本の土地で育った人しか真に理解出来ないのですよ。私達はセミが鳴いている描写をみて、うだる暑さを想像出来ますが、セミのいない地域の人にはただのノイズです。私はそれほどにLove日本なのです。しかしこんな風にも思うのです、私は日本を本当に理解しているのか、私の知らない日本があるんじゃないか。

みなさん、Lonely Planetをご存じでしょうか。欧米圏で高いシェアを誇る旅行ガイドブックです。日本で言う地球の歩き方と似たポジションにあります。文字情報が多く、情報量の多さには定評がある。海外などではLonely Planet片手に旅をするバックパッカーが多く見られます。そのLonely PlanetのJapan版を買ったった。日本語版じゃなくて日本版、日本への旅行者向けのガイドブックです。これさえあれば、外から見た日本を理解する一助となるはず。(ちなみに私が持っているのは一つ前の第10版の奴)

Lonely Planetの素晴らしい所は、歴史や文化の紹介に多くの紙幅をさいているところ。その国を理解するには歴史と文化を知れという事なのでしょうか。イザナギ、イザナミから始まって、織田信長が出てきて、安倍晋三まで。文化の項ではSumoやUkiyo-eに混じってBurakuminが紹介されているのにはびびった。 "The Burakumin were the outcasts in the social hierarchy." と紹介されています。つまりヒエラルキーからののけ者。
OnsenとSkiが大きく取り上げられています。まあ温泉はわかるとして、スキーもなんだ。なんか日本は世界で有数のスキースポット的な扱いです。そうなのか。確かに日本海側とか雪がよく降る。
細かく読んでいくとニヤリとさせられる記述がたくさんあります。例えば2000円札は "very rarely seen" おっとーばれていますね。そしてSeishun Juhachi Kippuの紹介が。別に何歳でも使えますよって書いてある。それは重要な点です。日本のレストランでの作法を紹介しているところでおしぼりは "wiping your hands and face." するものだとの記述が。つまりおしぼりで顔を拭くのは正しい作法というわけ。外人さんがおしぼりでwiping faceしていたらロンプラのせい。

Lonely Planet Japan