iPadファーストインプレッション

結局は私も人の子だったと言うことです。AppleのiPadが発売されました。発表当初は「iPod touchがでかくなっただけwww」なんて空気で、当の私も「日本でまったく売れなかったら話のネタに買ってあげてもいいよwww」とか思っていたのに発売されたらどうですか、この盛り上がりよう。私の周りでも買うつもり、予約した、買っちゃった見て見て、なんて人が多数。そんな様子をみていたり実際に触らせてもらったりしたらですね、私も欲しくなっちゃった、えへ。申し訳ない、本当に申し訳ない。マイノリティーを標榜し、アンチメジャーを国是とする私がこんな軟派なガジェットに手を出してしまうとは…。


注文はAmazon.comから。私はiPadの国際版を購入しました。注文してから届くのが速いという噂は聞いていましたが本当に速かった。金曜日の夜に注文して、月曜日にはもう到着しました。いくらUPSとはいえ速すぎる、注文して5秒で発送したのじゃなかろうか。やるなジョブズ見直したよ。
この梱包は好きです。普段のAmazon段ボールよりちょっとだけスマートな箱、ボール紙風質感の説明書、センスいい。本体の重量はカタログスペックで290g、微妙な所です、なんとか片手でもいける程度。
私のiPadはどうやらタッチパッドを搭載していないみたいですね。かまへんかまへん、ボタンでいいよボタンで。液晶の視野角はさすが電子ペーパーといったところで半端無いです。最強視野角の紙の一歩手前ぐらいだと思う。ただ液晶は明るくとも何ともないので暗いと厳しいですね。
良く考えられていると思ったのがページ送りのボタンの配置。左と右に「Next Page」ボタン、左だけに「Prev Page」ボタン、なんで非対称なん?左に「Prev Page」右に「Next Page」でいいじゃん。とか最初は思ったけど使ってみたらこの配置の意味が分かった、片手で持ったときを考えて作ったのね。左手でだけ持つ時にページの送り/戻しを右手を使わずに出来ました。

箱

 

あけたところ



私がiPadに求めるのは、青空文庫リーダーおよびお手元Wikipediaリーダーです。この二点が出来れば何もいらない。青空文庫はPDFに変換してiPadで転送すればOK。公式に日本語フォント含むPDFへ対応がなされたのでなんの問題も無し。変換は青空キンドル [Beta]さんを使わせてもらいました。ちゃんと縦書きに表示されるし、とっても見やすい。これは実用に耐えうる。とりあえず銀河鉄道の夜と蟹工船とグスコーブドリの伝記を読もう。
Wikipediaリーダーはなかなか厳しい道のりです。私手元で閲覧出来るWikipediaリーダーが欲しかった。見たいときに瞬間的に起動して、寝っ転がりながらWikipediaを見られるそんなガジェットが欲しかった。iPadはなぜか3G網に繋ぎ放題な不思議ちゃんなのでこの任務を立派にこなせるはず。ただiPadのブラウザはデフォルトで日本語が表示出来ないので日本語化ハックを入れました。日本語化ハック導入は、iPadがいかした文鎮となる事を覚悟できる人だけにしてください。数週間後に配布されるVersion 2.5のアップデート時にハックを入れたままだと逝ってしまうという噂もあります。日本語化ハックのおかげで日本のWikipediaが表示出来るようになりました。よすよす。ついでに林檎の木も表示させてみたら真っ白。あれ?調べてみるとiPadのブラウザはUTF-8しか表示出来ないらしい。んなー林檎の木はEUCですよ。下のスクショで林檎の木を表示させていますが、PHPで作ったページをUTF-8に変換するプログラムを間に噛ませて表示しています。さらにリンクを書き換えるようにして実用に耐えうる物にせんといかんね。どうせならShift JISの2chとかも見たいし。なによりの問題が日本語入力が出来ない所。コレジャケンサクデキナイヨー。とりあえずGoogleさんにローマ字で入力するとそれっぽいのを表示してくれたりするので、それで我慢していますがなにかいい方法を編み出さないと。
多少の問題はあれどKindle 2は良くできたガジェットと感じました。早く公式に日本語対応しないかなー。

林檎の木を表示

 

銀河鉄道の夜を表示