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スペースシャトルは愛すべき存在

山崎直子さんを載せたスペースシャトル成功しましたね。いや違う、遠足は家に帰るまでが遠足なのでまだ成功したかどうかは未定。まあ少なくとも打ち上げは成功。おめでとう。みなさんご存じでしょうか?スペースシャトルは今年2010年に退役を予定しています。打ち上げ予定はあと3回を残すのみです。もう今年なんですよね、地上波アナログより早くいなくなってまう。

スペースシャトルを振り返ってみると色々問題の多いシステムでした。打ち上げ時に耐熱パネルがむき出しになっていて安全性に問題がある(これはコロンビアの事故に繋がりました)、着陸時にしか使用しない翼を持っているのは無駄だとか、緊急脱出システムが無いとか、費用が高い(15億ドル)、等の問題点が指摘されています。そしてなんと言っても事故が多かった。128回の飛行で2機のオービターとその搭乗員すべてを失う事故を起こしているのは宇宙船としては失格だと思います。落ちる確率は約1.5%、64回に一度は落ちる。スペースシャトルに乗ることが勇気を必要とするようじゃ駄目だ。

それでも私は好き。スペースシャトルが大好きです。スペースシャトルには夢がある、そしてロマンも。打ち上げこそ立てて打ち上げますが、戻ってくる時は普通の航空機みたいに滑走路に着陸するとか最高にイカス。なんかロボットアームとか付いててただ者じゃ無い雰囲気むんむん。しかもそのロボットアームで人工衛星をひっつかんで、持って帰ってこれるとかやってくれる。それまでの宇宙船、ボストーク、ソユーズ、マーキュリー、ジェミニ、アポロなんかと思想からして全く違っているんですもの。新しい事にチャレンジして失敗した愛すべき存在です。

最終的には火星に人類を送る事も視野に入れていたコンステレーション計画が2010年2月1日に中止になりました。それに伴ってスペースシャトルの後継として開発されていた、アレスロケット、オリオン宇宙船は凍結される見込みで次期宇宙船は白紙のままでスペースシャトルの退役となりそうです。2011年以降は宇宙船と呼べる物は地球上でソユーズのみになります(中国にあるにはあるけど)。寂しいですね、でも寂しいけれど個人的にはコンステレーション計画の中止は良かったんじゃないかと思っています。アレスとオリオンには夢とロマンが不足していたから。オリオンは見た目はほぼアポロ宇宙船そのままだし、アレスロケットは一段目にスペースシャトルの固形ロケットブースターSRBを流用、二段目にはサターンロケットに使われていたJ-2エンジンの改良版を使う予定でした。サターンが飛んでたのってもう40年も前の話ですよ。そんな冷蔵庫の中の残り物料理じゃ夢とロマンは湧いてはこない。NASAにはここらで脳みそをリセットしてもらって、チャレンジングな宇宙船を作り始める機会として欲しいです。夢とロマンが溢れすぎて駄々漏れな宇宙船を希望します。

スペースシャトル