アンインストール

ちょっと前の作品ですが「ぼくらの」観ました。アニメ版ね。結論を言うと残念な作品でした。15人の子供がいて、敵が15体出てきて、15人の内誰かが巨大ロボット(500m)に乗って戦って、勝つとパイロットが死ぬって話です。設定は秀逸だと思うんですけどね、残念です。15人もキャラがいたのに結局誰も好きになれませんでした。中途半端。家族のため、復讐のため、友達のためと各々、理由を見つけて、必ず死ぬ戦いにおもむきます。基本的に全員不幸なバックグラウンドを持っていて、それでも戦いますよ的な芝居を展開→死亡。同じ展開が続いてお腹いっぱい。感情移入しようにも、すぐ死んじゃうしね。いっそ中途半端な悲劇物語をすべて捨てて、全員平均以上に幸せ。でもパイロットに選ばれちゃった。全員泣きながら戦うのを拒否。「なぜ私なの?死にたくない!」それを無理くり座らせて無理くり戦わす。全員死亡。なんて展開がよかった。まあ原作有るし無理か。

同じロボットに乗ると死んじゃう系では、「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」が好き。こっちは自ら志願しているって違いはありますが悲壮感がすごい。こっちは一人また一人と、いなくなっていくたびに泣きそうになります。しかも超頑張ったんだけど結局時間稼ぎにしかなっていない所とか素敵。私は無駄死が大好きなんです。ためらい、どれくらい、僕を試しますか?♪蒼穹のファフナーの本編は結構どうでも良かったですが、この映画版は名作。お薦めです。

ぼくらのをこき下ろしましたが、OPのアンインストールは神曲です。もうここんとこ毎日聞いています。ぼくらの存在がはこんなにも単純だと笑いに来たんだ♪。名作に名曲あり。ぼくらのは名曲は持っていたのに残念です。