XNAに未来を見た

Xbox360にてXNAで製作されたゲームが遊べるようになっています。期間限定らしいけど。XNAとはマイクロソフトのゲーム開発環境で、XNAで作ったゲームはWindowsでも360でも実行可能というものです。そのXNA製のゲームをLiveからダウンロードして遊んでいたら、未来を見た気がした。といっても、個人が作ったゲームが既存の商業ベースのゲームを駆逐するといったぶっ飛んだ妄想バリバリの未来じゃないですよ。当然、いくつかの名作と呼ばれるものは生まれるでしょうが、商業ベースのゲームは駆逐できないでしょ。そうじゃなくて、ゲーム流通の未来を見た。正確には、やっぱりそうかと確認した。何日か前にHD DVDがーとか書きましたけど、もうディスクメディアでゲームを配るのは古いでしょ。そろそろ、本格的にネットから配信しないと。

とはいっても360ではネット配信にかなり積極的です。今回のXNAしかり、Xbox LIVE アーケードでカジュアルゲームを、Xbox クラッシックスでは初代Xboxのソフトをそのまま、ダウンロードコンテンツではブルマを、それぞれ配信してるし。PCゲーム業界に目を転じれば、ValveがSteamをやってるし。感じる、感じるぞ、変化を感じるぞ。もう、あんな円盤を回して喜んでる時代じゃないでしょ。もうドライブとか要らないから、イーサネットコネクタがあればいいや。

そういえば、数年前に騒がれた「Phantom」ってゲーム機があったんですが、まさにそんな感じだった。ドライブを持っていなくてゲームはすべてネットからダウンロードしてストレージに保存、PCがベースでPCゲームからの移植が簡単といったコンセプトのマシンでした。風の噂で、サービス終了したような事を聞いたような気がします。(←うろ覚え)思えば世に生まれるのが早過ぎたんでしょうね。ファミリートレーナーは出るのが早すぎましたが、Wii Fitはブレイクしました。だからそろそろいける。今出せば勝てる。次世代XboxはPhantomみたいなコンセプトを期待します。