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乙一の本が出ない

私、乙一が好きです。ちなみに小説家です。ただ結構名が通ってるので、
マイノリティである事を重んじる私が公言するのは、はばかられるものがあります。
でも好きなんだからしょうがない。特に「ZOO」が好きです。短編集なんですが、
表題作のZOOがいい。自分で恋人を殺してしまって、居るはずの無い犯人を捜して毎日さまよう話なんですが、
何だそれってシチュエーションを美しくまとめています。すげー。
でも、タイトルにも書いてありますけど、本が出ない発売されない。
私が最後に買ったのが「銃とチョコレート」で発刊が2006年5月30日なので1年以上前。
この本、ちょっと低年齢向けで字は大きく、漢字は少なく、話はシンプルにといった具合で、
今までの作品とちょっと毛色が違いました。そのためなのかどうだか知りませんが、
話の内容とかまったく覚えていません。何だったっけこの本?
ZOOではまって乙一作品を買いあさって一気に読んでしまったので、もう満足いく乙一作品を
3年ぐらい出会っていません。乙一分が足りない。
先日、新刊の情報でもねーかなーとWikipediaの乙一のところを読んでました。そしたら

>ある程度貯金が溜まってから、あまり仕事をしなくなった。

ちょ、マジですか。そんなこともあるのねー。私は、本、DVD、CDなんかを買うときは、
品物の対価としてお金を払うのではなくて、作者、監督、ミュージシャンなんかに
お金を払う意識が強いです。投票みたいなイメージ。

商品を私が買う→作った人にお金が入る→もっといいものを作る→商品を買う…

といったポジティブスパイラルが起きるんだ。いい物は買わねば、くだらない物は決して買ってはダメだ、
もし買ってしまったらすぐに売ってしまえ。という思想の持ち主なんです。
しかし、乙一氏には困った物です。スパイラルがバッチリ止まっています。
そんなわけで、最初に、紹介した「ZOO」ですけど、最近文庫本になってお求め易くなりましたが、
買ってはダメですよ?ましてや、新刊が出としたら絶対買ってはダメです。本屋で見かけたら
手に取ったりするとか最悪、むしろ逃げてください。ほら、早くどいて、私が乙一の本買えないじゃない。